「Beautiful Chaos (美しいカオス)」をコンセプトに、DOVER STREET MARKET 銀座はブランドの垣根を取り払い、ラグジュアリーとストリート、メンズとウィメンズの区分けは一切設けていません。様々なブランドが散らばっているように見えますが、それぞれのブランドが一流であるからこそまとまった時でさえ美しいカオスに見えるってことだなと思います。
SUPREME(シュープリーム)コーナーです。10年前は、こんなことが実現するなんて思ってもなかったです。ただ、ギャルソンは、モードを超えてストリート界でも尊敬されているんだなっていつも思います。
ジュンヤワタナベ マンのコーナーです。ジュンヤワタナベ マンは、ワーク系〜モードブランドまで幅広くコラボしており、カオスだなと思いますが、内装はいたってシンプル、透明感があって。。なんだかコラボブランドの世界感を遥かに超えていくジュンヤワタナベの世界観はすごいなと。
テーマはもちろん「美しいカオス」。それぞれの階が、別のデザイナーによって設計されているので、まるで違うお店にいるようなムードを楽しむことができます。最上階にはカフェもありますので、ショッピングに疲れたら、ここで一息。建物の中には本屋さんもあって、とにかく『なんでもあり!』な、まさにMarketです!
店内の様々なところにある什器に注目して店内を歩いても楽しいですよ!
空間に余裕をもたせた店内は、アートギャラリーを彷彿させます。
ちょっと、エスニック調なコーナーがあったり、、こういうのがカオスなんでしょうね。
Dover Street Market ニューヨークは、マンハッタンの住宅街キップス・ベイ地区に位置するニューヨーク女子美術工芸大学をリノベーションした建物になります。
やっぱり、Dover Street Marketの什器はかわいいですね!家に欲しい(笑)
得意のドットコーナーも美しいカオスの演出に一役かってますね!
ニューヨークのSUPREMEもイケてます!
ちなみに、荒川修作+マドリン・ギンズによる最新作、"Biotopological Scale-Juggling Escalator" が見れますよ!
Dover Street Market NYの内装の一部および3階フロアから4階に続く階段部分を天命反転プロジェクトとして担ったものとなっております。これは必見です!
川久保氏が、美しいカオスと呼ばれているKensington Market (ケンジントン・マーケット) です!
最後にコムデギャルソンデザイナーの川久保氏インタビューからDOVER STREET MARKETへの思いを抜粋しましたのでご覧下さい。
「DOVER STREET MARCKETでしか感じられない臨場感、ドキドキを感じていただきたい。。 売り場は、容れ物がしっかり主張していれば、そこに色々なものがあって混沌としていても良い効果になる。容れ物が薄弱なところに単に色々な商品やブランドを持ってきて意味も無く並んでいるだけだったら、人もドキドキしません。容れ物に主張があれば、多少間違ったものが入ってもそれはそれで成立するのです。ですから、店作りは中身も大事だけれど容れ物も大事です。これだけ多くの商品がある中で、特別に見えるのは、容れ物とスパイスとなるイベントや仕掛けで特別な空気を作っているからです。シーズンのスタートの時もイベントも、アイディアを練り準備をして、私を含めて関係者全員で準備に行きますから。服だけを作るだけで終わらないということです。」
★抜粋 http://www.senken.co.jp/tbp/kawakuborei-creation-15/4/