毎日穿くものだからこそ快適な穿き心地を追求する必要があります。
書いてしまえば当たり前のことに思えるかもしれないが、誰も注視することのなかった、この盲点とも言える「デイリーウエアとしてのジーンズの在り方」を形にしたこの発想こそがフルカウント最大の魅力と言えます。色落ちやディテールといった要素はもちろんだが、この最高の穿き心地をも約束されたジーンズが誕生した瞬間、フルカウントは単なるレプリカジーンズブランドという枠を超えたと言っても良い。
昨今のヘビーオンスや凸凹なスラブデニムとは対照的な世界がそこにはあります。
フルカウントがブランドの売りにしているジンバブエコットンは、他の綿に比べて繊維が長いのが特徴。加えて機械摘みではなく手摘みで収穫されるという。元々良質と言えるジンバブエコットンだが、手摘みで収穫されることによってその中でも更に良質の綿花だけを選択して収穫できるという。高級ドレスにも使用されるというその綿は最高の肌触りを実現しています。その穿き心地は一度穿くとやめられないと評判なのはみなさんもご存知のとおり。
これまで穿き心地ばかりをクローズアップしてきたが、フルカウントのジーンズの魅力はなにもその素晴らしい穿き心地だけには留まりません。ジーンズを最も魅力的に感じる要素はなんと言っても色落ちです。そんな期待にもフルカウントのジーンズはしっかりと応えてくれます。
穿き心地を追求した分色落ちを犠牲にしたなんてことは毛頭なく、むしろその色落ちもより高みのものにしたと言えるのではないだろうか。適度な主張を味わえる縦落ちと、綺麗な発色でありながら穿き込むごとにくすみを増していくインディゴブルー。
この絶妙なバランスを備えた色落ちを有するジーンズはそうそうないです。
「最高の穿き心地」と「最高の色落ち」という一見交わらないと思われた二つの要素を見事に同居させたジーンズ。ブランド名の”フルカウント”は野球のカウントでツースリーという切羽詰った緊迫感を表しています。
こうした常に妥協することない真摯な物作りに対する思いを込めた形がそこにはあるのです。